【副業・起業】パーソナルブランディング
相手の心に届く話ができる人、上手いのにイマイチ伝わらない人の圧倒的な差。

こんにちは!副業・起業ブランディングコーチの大薗史奈(おおぞのふみな)です。最近は、雨降ったり寒かったりで家にこもり気味で仕事しています。この季節になると、なぜだか深夜のチキンラーメンがおいしくてたまらないんですよね〜。食欲の秋ですね。

さて、ブランディングの話。前回は、ブランディングってなあに?を紹介しましたね。今日はその続き、相手の心の中に何を印象付けていくのか?について、触れていきたいと思います。

突然ですが、質問です。

あなたはギフトを渡す側・もらう側?

ここでいうギフトは、贈り物という意味ではなくスタンスの話です。私はもともと、人からもらうことの方が圧倒的に多い人間でした。たとえば、いかに評価されるか、いかに有効な知識やアドバイス・機会が得られるか、いかに先輩にかわいがられるか、後輩に好かれるか、などを目的とする在り方です。

一方で、あなたの周りにいる”人気者”を思い浮かべてみてください。いつもお誘いが絶えず、周りにたくさんの素敵な人がいて、人からとても信頼されている、そんな人です。おそらく、相手に喜んでもらえることを自然と繰り返しているのではないでしょうか?そして、相手が欲しているものは、自分が与えたいから与えています。だから見返りを求めることもしません。

このことが、どうブランディングに関係するのかというと…

実は、ブランディングって”ギフト”なんです。(一方的なアピールは広告であり、マーケティング。ブランディングではありません。)前回のnoteで「ブランディング=相手の心の中に残る印象」と説明しました。この「相手の心の中に”何を”残すか?」の”何を”の部分がギフトとなるわけです。ですので、あなたが普段、相手の真の喜びに対してギフトを渡すことが多い人であれば、既にあなたのブランディングはできていると言っても過言ではありません。

逆に、人からもらうことばかりを考えて生きている人は、「そういう人なんだ。」という負のブランドが相手の中にできているということを、どうか覚えておいてください。

MEMO

但し、良かれと思って渡す「思い込みギフト」は、相手にとってありがた迷惑で、逆効果になることがあります。気持ちよく継続的にギフト交換をするには、相手の真意を”聴く力”と自分の想いを”伝える力”の両方が必要です。この聴く力と伝える力については、とても深い領域のため、別noteでしっかり説明していきますね。

でも、ちょっと考えてみてください。なんの脈略もなく、突然人からギフトをもらうって違和感ありますよね。「え?なんで?」と思ってしまいます。

なので、ギフトを渡す時に大切なのは、なぜギフトを渡す人であるのか?というあなた自身の物語が伝わっている必要があるんです。

思わず受け取りたくなるギフトに必要な物語

たとえば、私が人に渡したいギフトは
「あなたには価値がある。その価値を必要としている場所は必ずある」
というメッセージです。これを、パーソナルブランディングとコーチングを通じて届けています。そこに至った経緯を、物語の例として紹介してみます。

私が大企業で働いていた頃「自分の本当にやりたいことって何なんだろう?」という悩みに直面して、もがき苦しんでいる時期がありました。当時、WEBサイトのSEOを担当していたのですが、正直、この領域は得意ではなかったので、苦痛で仕方がありませんでした。

会社に行くとため息をつき、楽しみを見出せない仕事に向き合い、成果もイマイチ。どうしたらこの仕事に楽しさを見つけられるのだろう、と霧の中にいるようでした。

一方で、Googleから中途で入ったメンバーは、この類の仕事が圧倒的に得意で、楽しそうにイキイキと仕事していました。彼らにとってこの仕事が心から楽しいように、私もそういう仕事に出会えるといいなと思いながらも働いていました。

そんなある日、飲み会の席で上司の口からこぼれたある一言が、私の胸に突き刺さりました。

「お前は、本当に、何の取り柄もないな」

人生に迷い、仕事にも意味を見出せず、落ち込みながら毎日ギリギリの気持ちで働いていた私にとって、この上司の言葉は辛すぎました。

そして

「ここで花を咲かせられないなら、他のどこへ行っても同じだから」

と続きました。

その時、私は思いました。

「そうか。私は、何の取り柄もなくて、今の仕事で成果を上げられなければ、どこに行っても必要とされない、価値のない人間なんだ。」

そのあと、落ち込むところまで落ち込みました。休日は2日とも家でぼーっとして過ごし、気づくと日曜の夜になっているような月日を繰り返していました。

でも、だんだんと心の中で、湧き上がる問いがありました。

「本当にそうなのか?」「私には、取り柄はないのか?」

その時(当時ライフコーチを学び始めていた)旦那さんが、私に言ってくれました。

「自分の価値は、自分で決めて良いんだよ。俺から見ると、ふみなにはとってもたくさんの価値があるよ。」

ハッとしました。会社の評価=私の価値の大きさになっていたことを。

大切な人の言葉が、全然耳に入っていなかったことを。

自分が自分を信じられていなかったことを。

そして、私は決めました。

「私には才能がある。その才能が光り輝く場所はきっとある。なければ創る」

私の人生に何の責任も持たない人の言葉で自信を奪われるくらいだったら、自分の生きて働く場所を変えればいい、そんな場所がなければ創ればいい

そうして今、私は、心から好きで得意なことから仕事を創り、そのことを必要としている人たちからたくさんの「ありがとう」をもらいながら、心を満ち満ちにして生きて働いているわけです。

だから私は、こんな人を応援したいです。

「自分には強みがない、自信がないから、外にはなかなか出られない」
「企業に居続けないと他に場所がないと思って、いろんなことを我慢してる」
「好きなことで生きていけるほど世の中は甘くないと思って諦めてる」

そんな風に考えて、本当の気持ちを押し込めて頑張ってる人の、力になりたいです。別に会社を辞める必要はありません。ただ、自分の心が喜ぶ仕事は、自分でつくれるということを知ってもらえたら嬉しいです。

この世に生きる全ての人、1人1人に素晴らしい価値があって、その価値が光り輝く場所があるということ。

そのことを絶対的に信じて、共に居続けてくれる人がいるということ。
一緒に見つけよう、一緒につくろう!と切磋琢磨できる仲間がいること。

そんな場所を提供しています。

これが、私が人を無条件に応援する理由で、人生をかけてやりたいことです。

日常をどう生きてるかと言葉を一致させる

私の物語、いかがでしたか?下手くそながら、何か残りませんでしたか。
このように、ブランディングとは、あなたが生きて働く意味(想いや願い)から”ギフト”を届けるという行為です。

つまり、”相手の心に届く話ができる人”になるということです。

そのためには、自分が話した言葉が相手に伝わる生き方を身につけなければなりません。なぜなら、普段思っていないこと・やっていないことは、いざという時に言葉に出てこないし、伝わらないためです。

究極的にいえば、日常をどう生きているかと言葉が繋がってる人は、たとえ上手に喋れなかったとしても、相手にちゃんと伝わります。

だから、うまく伝えようとする前に
日常をどう生きているかと言葉を一致させること
これが、相手の心に届く話ができる人の”あり方”です。

私は、ブランディングのテクニックだけを伝えることはしません。テクニックだけなら、ブランディングの専門書をたくさん読んで真似れば良いと思います。でも、それだけだと長期的にうまくいかないと思ってます。だって、商材が人だから。自分の願いから生まれたブランドこそが真のブランドだし、愛されるブランドに育っていくのだと、信じてやみません。

ということで、今日は自分が話す言葉が相手に伝わる生き方をしましょう、という話でした。

<番外編> オンライン・ブランディング講座のこぼれ話
最近、夜の部では、みなさんのお気に入りのぬいぐるみがたびたび登場しています🤣どんな時に登場するか?といえば、講義の中で難易度が上がってくると、そそくさと持ち出し始めて、場に癒しのエッセンスを投入してくれますw。

つかう

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さらには、講義外の時間にも有志で集まり、学びを深めているようです。この場で初めて会った人が多いのに、なんだかすごいなあと思って眺めています。自分の願いを語りあう中で、一緒にがんばろう!といった絆が生まれているようにもみえています。主催者冥利につきます。。。泣ける。講座やってみてよかった。

<最近、ブランディング講座で話題の本>
THE MENTAL MODELです。自分が何か行動しようとする時に発動するブレーキを知り、うまく付き合いたい時にとてもオススメの本です。

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今回も、(だいぶ長文になりましたが><)最後までお読みくださってありがとうございました! またまたー♪